「葬儀」警察の鑑識からすべてが始まる?

【死亡診断書】

義妹とは同居をしていましたが・・普段の生活は実姉と一緒の生活だったので、私とは、同じ家に住んでいながら一日に一度顔をあわせればいい方だった。

義妹は同年代の女性宅に「養子」で入ったのですが、養母が先に旅立ってから、姉の我が家に飛び込んできた経緯のある義妹でした。

義妹の今迄の生家ㇽスタイルなどを考えて家族葬で送ろうと、義妹の姉である妻と相談の上で家族葬で送ることにした。

突然とんでもない出だしになりましたが、事実その通りなんです。

約20年ほど同居をしてきた、5歳違いの義妹が、「すい臓がん」の悪化で救急車で総合病院に救急搬送してもらった。

義妹の姉である妻に聞いた話によれば、・・・義妹の病状は、記憶をたどれば 約10年ほど前から、身体の不調で近くの総合病院にかかっていたのですが、思わしくなく、最近、再度の精密検査で「すい臓がん」と診断されたそうです、入院などしないで通院で出来る化学療法で治療をしてきた。

それでも、病状が思わしくなく、旅立つ一週間ほど前から食事の量が少なくなり、旅立つ3日前ころは、水を飲むだけになったようです。

【その当日】

救急で総合病院に運ばれたのですが、心臓マッサ-ジをしなければならないほど悪化していた、看護師だった実姉である妻は妹の治療に立ち会ったのですが今迄の病状から、担当の医師にこれ以上の治療はしてほしくないと告げ即治療打ち切り、その場で担当医師から【診断書】を出しますとの事で、即その場で専門の方が遺体の最終処置を行い・・葬儀会社の車で我が家に戻った。

 

警察の鑑識科

遺体を部屋に安置、ホットしながら、これからが大変だと、話し合っていた時玄関に、今日は〇〇警察です・・????

警察署が我が家にやってきたのには「エッ」と驚いた、自宅で亡くなった場合は警察の鑑識が必要なのだと, 聞いた事があったと思うのですが、まさか我が家に、ドラマでしか見たこの無い、鑑識の人が8人もくるとは・・テレビでない本物が目の前にいるのにはビックリ仰天・・・?

葬儀の場所、費用、お悔やみの連絡範囲等のいろいろとやるべき事は警察の鑑識が終わってからでなければ始らないのだった。

鑑識の係りが8人も来て、亡くなった場所その時の寝具、敷布などを姉に確認しながら写真撮影をするのです。

疑われるようなこと等していないし、いろいろと鑑識の担当者からの質問に答えて、約2時間の捜査・? は終った。

警察署の鑑識で、事件性がないと言う事なのでしょう、総合病院で死亡診断書を書いてもらうのですが・・・これから葬儀と言う一大行事が始まる。

市役所、死亡診断書、葬儀の段取り「火葬場、お寺」各方面の連絡などが一度に来るのです。

死亡診断書、役所、お寺、火葬場、等の連絡は葬儀会社で引き受けてくれるので良かった、全て費用内の作業。

今度は我が家の決断する時が来た!

一般的な斎場にするか、小規模の斎場にするか・・妻と話し合い・・? 安く済むであろう小規模の斎場にすることにした。・・・?

斎場の規模で値段の上下が相当あるものと思っていたのは、とんでもない、浅はかで単純な考えだった。

葬儀会社との打ち合わせで、故人は、世間、友人、等の付き合いもなかったし先に亡くなった人「女性」と養子縁組で出て行った義妹なので、費用も少なくて済むようにと家族で行うことにしたのですがと伝えたところ・・?

なるほど「葬儀会社」の担当者の話になっとく!

葬儀会社の話によれば、家族葬であろうが、普通の葬儀であろうが、大葬儀であろうが、掛かる費用の差はありません・ヨ?・というのです。

言われてみれば、確かにその通りだった。

故人を送るのに・葬儀場・車・お寺・手続き・等、小規模にはならないからだと言う事だ、なるほどだった。

葬儀費用に差が出るのは・・葬儀参列者の人数で会食、香典返し費用等が変るだけでその他は同じ料金になるんだというのです、なるほど「納得」した。

小規模で済む・連絡・車・葬儀場・斎場・お寺・などは無いからだ。

家族葬・自分と妻「故人」の姉と、我々の子供達で葬儀を終えた。

 

おわりに

自宅で旅立った場合は、たとえ救急車で病院に運ばれても、警察の鑑識科が来るようです。

同じ町内で我が家より2週間程 早く自宅で旅立った飲み友達の母親が旅立った時は、遺体を警察に運び「解剖」の結果自宅に戻されたのだと言っていた。

人が向うに旅立つ時は、小規模などないんだ、命は同じで葬儀の大小は参列者の人数的費用が多くなるのであって、そのほかは全ておなじなのだと言う事です。

それでも小さい葬式はこれから多くなりそうに感じた。

最終的に、お寺も含め家族葬でかかった総費用は約100万円ほどになった。

斎条も立派な処でしたが、全ては鑑識が終わってからの話だった。